マラッカ(マレーシア)〜歴史と文化に彩られた街での特別なひととき〜
こんにちは、Travyのタクヤです!
この記事では、私が今まで旅行した中でもお気に入り上位に入るマレーシアのマラッカについて、その思い出とともにおすすめスポットも紹介していきます。
この記事を読んだらマラッカに行ってみたくなること間違いなし!ぜひ最後までお楽しみください。
マレーシアの歴史や文化が感じられるマラッカの魅力
マレーシア南部に位置するマラッカは、歴史的な意義と文化的な魅力にあふれる街です。16世紀には東西交易の要所として栄え、その後、ポルトガル、オランダ、イギリスの支配を受けたため、街のあちこちにこれらの国々の影響が見られます。
2008年にユネスコの世界遺産に登録されてからは、観光地としての人気も高まりましたが、どこか素朴で落ち着いた雰囲気が今でも残っています。歴史を感じながらゆったりと過ごせるマラッカは、都会の喧騒から離れてリフレッシュしたい人にぴったりの場所です。首都クアラルンプールからは車で約2時間半で行くことができました。
おすすめスポットと旅の思い出
オランダ広場(Dutch Square)
まずは首都クアラルンプールから車を走らせ、約2時間半かけてマラッカへ。宿にチェックインし、マラッカを象徴する観光地のひとつ、赤い建物群が印象的なオランダ広場へ向かいます。ここには、1650年に建てられたスタダイス(オランダ総督邸)や、鮮やかな色彩が目を引く時計台があり、フォトジェニックなスポットとしても人気です。
私が訪れたのは平日の午前中で、広場全体が穏やかで静かでした。観光客の姿もまだ少なく、散策しながら写真を撮ったり、ベンチでゆっくり座って雰囲気を味わったりしました。建物の周りには馬車が止まっていて、どことなく童話の世界に迷い込んだような気持ちになれる場所です。日中は観光客で賑わうので、早朝の訪問を特におすすめします。
マラッカ川(Malacca River)
マラッカへの旅での私の1番のお気に入りがマラッカ川。街の中心を流れるこのマラッカ川は、街の歴史とともに存在してきた重要なランドマークです。川沿いには壁画が描かれた建物やおしゃれなカフェが立ち並び、散歩するだけで心が癒される空間でした。ココナッツシェイクを飲みながら、ゆったりと川沿いを散歩するのがとても心地よかったです。
特に朝や夕方の涼しい時間帯に川沿いを歩くのは格別でした。川のほとりにある木々の揺れる音や、水面を滑るように進むボートの音が、忙しい日常を忘れさせてくれます。
散歩中には、偶然川や側溝でワニ(もしくはアリゲーター)のような生き物を見つけて驚いた瞬間もありました。「大丈夫なのかな?」と思って近くで作業していた工事のおじさんに聞いてみると、「あいつらはとても臆病だから、こちらから手を出さない限り何もしてこないよ」と、にこやかに教えてくれました。その笑顔と優しさが印象に残っています。
ジョンカーストリート(Jonker Street)
マラッカのナイトライフといえば、ジョンカーストリート。週末の夜市では、地元の人々や観光客で大賑わい。色とりどりの屋台が並び、ストリートパフォーマンスやショッピングを楽しむことができます。
訪れたときには、マレーシアならではのスナックやスイーツを食べ歩きしました。もちもちとした食感が楽しい「ニョニャクエ」や、フルーツを使った冷たいデザートは特に美味しかったです。また、屋台で見つけたカラフルな雑貨や伝統的な布製品はお土産にもぴったり。ストリート全体が活気に満ちていて、歩くだけでも楽しい気持ちになれる場所でした。
マラッカ海峡モスク(Malacca Straits Mosque)
水上に浮かぶように建てられたこのモスクは、マラッカ旅行で絶対に外せないスポットです。特に夕陽が沈む時間帯は、空が赤やオレンジ色に染まり、幻想的な景色が広がります。
Airbnbに泊まった際、親切なホストが「ぜひモスクへ行ってみて」と勧めてくれ、自転車を貸してくれたので、その自転車でモスクまで行きました。モスクに到着した頃には、ちょうど夕方の時間帯で、穏やかな波音と共に美しい夕陽を眺めることができました。日が暮れてからのライトアップされたモスクもすごく美しく、モスクから流れるコーランの音楽と合わさってとても幻想的な雰囲気でした。
また、モスクの中に入るにはドレスコードを守らなければいけません。短パンやダメージの入ったデニムなど、足が見える服装はNGなので注意しましょう。
このモスクを少し遠くの岩場から眺めていると、メキシコから来た観光客のグループと出会い、自然と話が盛り上がりました。お互いの旅の話を共有したり、写真を撮り合ったりと、思いがけない国際交流の場となり、忘れられない思い出のひとつになりました。
中華茶室
マラッカを訪れたら、ぜひ試してほしいのが「チキンライスボール」。一口サイズのご飯のボールと柔らかいチキンが特徴で、シンプルながらも奥深い味わいがあります。
訪れた中華茶室では、伝統的な雰囲気の中、出来たてのチキンライスボールを堪能しました。ほんのり温かいライスボールと、しっとりとしたチキンの組み合わせは絶妙で、ペロリと平らげてしまいました。お店のスタッフもとてもフレンドリーで、観光客が訪れるのに慣れている様子でした。この料理は、マラッカの食文化を味わえる逸品です。
まとめ
マラッカは、歴史的な建築や豊かな自然、地元の人々の温かさに触れられる特別な場所です。観光名所を巡るだけでなく、思いがけない出会いや体験が旅をより豊かなものにしてくれました。マレーシア旅行を計画中の方には、ぜひマラッカの魅力を体感していただきたいです。歴史と文化が交差するこの街で、あなたの心に残るひとときをお過ごしください。
Travy