死ぬまでに一度は見たい絶景・カッパドキアの熱気球
トルコ・イスタンブールから約12時間。夜行バスに揺られて辿り着いたのは、世界中の旅人を惹きつける絶景の地・カッパドキア。1泊2日という短い滞在ながらも、ちょっとしたハプニング、そして奇岩が広がる壮大な景色に感動した最高な旅でした。この記事では、カッパドキアで訪れた観光地、参加したアクティビティーなどを詳しく解説していきます。
宿泊はギョレメ一択。アクセスもツアーもとにかく便利
カッパドキア観光の拠点としてギョレメに泊まるのは圧倒的におすすめ。観光スポットへのアクセスが良く、気球やATVなどのツアーの集合場所もだいたいギョレメ周辺。今回もツアーの送迎はすべて宿まで来てくれて、移動のストレスはほぼゼロでした。
また、ギョレメの街はこぢんまりとしていて歩いて回れるサイズ感。洞窟ホテルなどユニークな宿も多く、旅の特別感を味わえるのも魅力です。レストランやカフェも集中しているので、食事にも困りません。
短い滞在でも最大限にカッパドキアを楽しむなら、ギョレメ泊で間違いなしです。
※今回宿泊した宿はこんな感じ↓ カッパドキアは「洞窟ホテル」が有名。今回の宿は実際には洞窟ホテルではありませんでしたが、洞窟風の雰囲気がありました。
気球には乗らず。でも、見上げるだけでも感動する絶景
実は今回、気球には乗りませんでした。理由は2つ。ひとつはお値段(思ってたより高い!)、そしてもうひとつは、天候によってキャンセルになる可能性があるから。1泊2日だと、万が一中止になってもリカバリーができません。
とはいえ、地上から見上げる気球の景色は、それでも十分すぎるほど感動的でした。正直、見た瞬間に「やっぱり、乗りたい…」と思ってしまいました。気球を狙うなら、最低でも2泊は滞在しておくのがおすすめです。
Day 1:到着してすぐラクダに乗る。
朝、ギョレメに到着してすぐに向かったのはラクダツアー。今回は旅行の約1週間前に「Get Your Guide」というサイトを使って事前に予約しておいたので、宿まで車で迎えに来てくれました。
1時間半ほどのツアーでは、ゆっくりとラクダに揺られながら、カッパドキアの奇岩地帯を眺めるという非日常を体験しました。
僕が乗ったのは「ベラ」ちゃんという名前のラクダ。長時間私を乗せてたくさん歩いてくれて、お別れするときは少し寂しくなりました。天気もすごく良くて気温もちょうど良く、リラックスした最高の時間でした。
ギョレメに戻って、ランチは宿近くのレストランでアダナケバブとキュネフェ。スパイスの効いた肉と甘いデザートの組み合わせが絶妙でした。
カッパドキアを一望する「ウチヒサル城」
昼食を食べた後は、「ウチヒサル城」へ。ウチヒサル城(Uçhisar Castle)は、ギョレメからバスで10分ほどの場所にあり、自然の岩をくり抜いて作られたこの城は、かつては見張り台として使われていたと言われています。
頂上までは岩肌に沿って階段が整備されていて、誰でも登ることが可能。(入場料有り。)少し息が切れるかもしれませんが、登った先にはカッパドキアの絶景が360度広がります。
城の周辺にはお土産屋さんやカフェも点在していて、ちょっとした寄り道にもぴったりです。ギョレメ滞在中に気軽に訪れられる穴場のビュースポットとしておすすめです。
砂まみれのATVツアー
夕方からはATV(四輪バギー)のサンセットツアーへ。これも同じく「Get Your Guide」で事前予約済み。
操作は簡単で初心者でも安心。ただし、マスクとメガネ(またはサングラス)は必須です。何も準備してなかった私は、砂にやられました!とんでもない量の砂を吸い込んでしまいました。目にもたくさん入りました。宿に帰ったときに鏡を見たら顔が砂で真っ白になっているほどでした。
いくつかの奇岩を眺められる観光スポットに立ち寄りながら、最後は絶景の夕陽スポットでフィニッシュ。夕陽に染まるカッパドキアの景色は、言葉にできないほど美しかったです。
夜は節約してマレーシア料理。ナシレマに救われる
ギョレメに戻り夕食を探すも、トルコ料理のレストランはどこも3,000円以上。悩んだ末に見つけたのが、リーズナブルなマレーシアレストラン。もともとマレーシア料理は大好きなのですが、久しぶりのナシレマが体にしみました。
Day 2:気球を見に行く朝、犬の群れに囲まれる朝
2日目は朝4時起きで、気球を見るために近くの丘へ。前日に目星をつけた場所を目指して歩いて出発したものの、まだ真っ暗で人影もなし。
しかも、たどり着いた先で野良犬に囲まれる事態に。 最初は1匹だけだったのに、気づけば10匹以上が取り囲んできて恐怖を感じました。そのうちの一匹が追いかけてきたので、全力で逃げる羽目に。100mくらい全力でダッシュして、なんとか諦めさせることができました。命の危険を感じました。とはいえ、日中の野良犬たちはみんなぐったりとしている感じで、襲ってきたり吠えたりもしていなかったので、私が出かけた場所と時間が問題だったのだと思います。
結局そのスポットは諦めて、Google Mapで見つけた別のビューポイントへ。しかし、そこへ向かう途中にもまた野良犬に追いかけられて、3か所目でようやく人が集まっている場所に辿り着き、気球が膨らむ瞬間から飛び立つまでの景色をしっかり堪能できました。写真でしか見たことがない景色を間近で見ることができて、心を奪われました。
写真をたくさん載せますが、実際に自分の目で見る気球の景色は何倍も圧巻です。ぜひ現地で自分の目で見ることをおすすめします!
陶器の街アヴァノス
朝の絶景を楽しんだ後は、ギョレメから隣町のアヴァノスへローカルバスで移動。運賃は40トルコリラでしたが、手持ちの現金が足りず30リラしかない。でも運転手さんは「いいよいいよ」と笑って通してくれました。運転手さん優しい、、、
アヴァノスは陶器の街として有名。乾燥したカッパドキアでは珍しく、川が流れている街です。
その川でとれる赤土と山の土を使った陶器がたくさん。いくつかの店を回って、お土産をゲット。
昼ごはんにふらっと入ったお店で食べたレンズ豆のスープがとても美味しくて、地元の味を感じました。
アイラン(塩味のヨーグルトドリンク)も、スーパーで買えば安くて美味しい。
のんびり散策して、ギョレメへ戻り、そのまま夜のフライトでギリシャへ。
最後に:カッパドキアは、1泊でも濃い旅になる
1泊2日でも、カッパドキアの魅力はしっかり味わえました。とはいえ、気球を本気で楽しみたいなら、最低2泊はしたほうが◎。
ハプニングも込みで、「旅ってやっぱり面白い」と再確認できる場所。これから訪れる方は、野良犬には注意しつつ、安全に、そして柔軟に旅を楽しんでください。
Travy