トルコ最大の都市・イスタンブールのおすすめ観光地や穴場スポットを紹介

エキゾチックな歴史と日常が交差する街、イスタンブールへ。

トルコ最大の都市・イスタンブール。かつてコンスタンティノープルと呼ばれ、東西文化の接点として長い歴史を歩んできたこの街は、まるでタイムスリップしたかのような建築と、現代的な喧騒が共存する不思議な魅力にあふれています。
今回は、限られた時間でも楽しめるイスタンブールの観光名所や、地元の雰囲気を感じられるスポットをめぐった旅の記録をお届けします。


1. ブルーモスク(スルタンアフメット・モスク)

青と白のイズニックタイルで彩られた美しいモスク

イスタンブールといえば、まず思い浮かぶのがこのブルーモスク。内部の天井を彩る2万枚以上の青いタイルが幻想的な空間を作り出しており、日中の光がステンドグラスを通して差し込む様子はまさに圧巻です。観光地の入場料が高騰しているイスタンブールの中で、このブルーモスクは入場無料で入ることができます。
訪れた日はちょうど礼拝をしているイスラム教信者も多く、神聖な雰囲気が漂っていました。モスクの前の広場には観光客だけでなく、地元の人たちの姿も多く、まさに「暮らしの中の世界遺産」という印象でした。

また、ブルーモスクの敷地に入るところで現地の人に声をかけられ、「この時間はペアじゃないと入れないよ。14時になったら1人でも入れるから、それまでうちの親戚がやってるバザールが近くにあるから行こうよ。」と声をかけられてついていきました。1人だとモスクに入れないというのは嘘だとは思いましたが、トルコではトルコ絨毯なども有名で、買わなくても一度見てみたいと思っていたので、いい経験になりました。バザールでは日本語が堪能な男性がチャイでおもてなししてくれました。


2. 地下宮殿(バシリカ・シスタン)

静けさと神秘に包まれた地下空間

ブルーモスクから歩いてすぐの場所にあるのが「地下宮殿」とも呼ばれるバシリカ・シスタン。かつては貯水槽として使われていた巨大な地下空間で、今でもひんやりとした空気と幻想的な照明が広がります。
柱の中には、メデューサの顔が逆さに彫られている不思議な彫刻もあり、神話と歴史が混ざり合ったような独特の空間。静かな水面に天井が映る様子は、どこか異世界のようでした。

入場料は約6,500円。現地で買うと行列で待ち時間が長くなることもあるようなので、「Get your guide」などのサイトから事前にチケットを購入しておくのがおすすめです。


3. ガラタ塔

街を一望できる絶景スポット。

旧市街からガラタ橋を渡った先、丘の上にそびえるのが「ガラタ塔」。高さ約67メートルのこの塔からは、ボスポラス海峡とイスタンブールの街並みを360度見渡すことができます。
今回は時間がなかったため、中に入って登るのは諦めましたが、ガラタ塔のすぐそばを通って見上げることができました。


4. ガラタ橋

釣り人とトラムと海風と

旧市街と新市街をつなぐこの橋は、観光名所であると同時に、市民の生活にも深く根付いた場所です。橋の上では常にたくさんの釣り人が糸を垂らしており、そのすぐ横をトラムが走り抜けていきます。


私もこのガラタ橋の新市街側でサバサンドを買って、橋の上でかじりながら海を眺めました。ちょっとしたピクニック気分で、旅の中でも特に印象に残っているシーンの一つです。トラムやフェリーに乗りながら見るガラタ橋もおすすめです。

イスタンブールのアジア側へ渡るフェリーも、このガラタ橋付近の乗り場から出ているので、確認しておきましょう。


5. エジプシャンバザール(スパイスバザール)

色彩と香りの迷宮へ

ガラタ橋のたもとにあるこのバザールは、香辛料、ドライフルーツ、ナッツ、お菓子などが所狭しと並ぶ、まさに“香りのマーケット”。イスタンブールのもう一つのバザール「グランドバザール」よりも規模こそ小さいですが、お土産も探しやすく日本人にも人気のバザールです。


店主たちの陽気な呼び込みと、スパイスの芳醇な香り、カラフルなディスプレイに圧倒されつつ、トルコのアップルティーやターキッシュデライトを試食。


6. グランドバザール

イスタンブール最大のショッピング迷宮

そして最後に訪れたのが「グランドバザール」。世界最古にして最大級の屋根付き市場で、雑貨やアクセサリー、トルコ絨毯、ランプなどあらゆるものが手に入ります。
中はまるで迷路のようで、気づいたら同じ場所に戻ってきていたりもしましたが、それもまた楽しい体験。値段交渉も旅の醍醐味で、店主とのやりとりを通じて人との距離がぐっと近づく気がします。

おまけ:猫が主役の街

イスタンブールを歩いていると、どこに行っても出会うのが、猫。実はこの街、世界でも有数の“猫の街”として知られており、どこに行っても自由気ままに過ごす猫たちの姿が見られます。

モスクの階段、カフェの椅子の上、バザールの絨毯の間…。人々はそんな猫たちをとても大切にしていて、ごはんやお水の入ったお皿がそっと道ばたに置かれている光景もよく目にしました。

猫がそこにいるのがあたりまえで、誰もが自然に見守っている――そんな温かい文化が、この街の魅力のひとつだと感じました。


まとめ

イスタンブールは、見るものすべてが歴史であり、暮らしであり、物語です。
ただ観光地を巡るのではなく、そこに生きる人々の息遣いを感じられるのが、この街の大きな魅力。
もしあなたがまだイスタンブールを訪れたことがないのなら、次の旅の行き先候補にぜひ加えてみてください。エキゾチックで奥深い体験が、きっと待っているはずです。

 


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