ベトナム10日間の旅
今回の記事では、2023年12月に行った、Travy ベトナム10日間の旅についてまとめていきます!
ベトナムの良さや雰囲気をお伝えできたらと思うので、ぜひ次の旅行先の参考にしてみてください🇻🇳
1. 交通・移動編
今回の旅では、ベトナムの首都ハノイを拠点に、ハノイ周辺を10日間旅してきました。
ハノイの中心街に着いてまず驚いたことは、交通面についてです。ベトナムはバイク社会というのは行く前から知っていましたが、想像以上でした。
信号は在って無いようなもの。車線もぐちゃぐちゃ。歩行者のスレスレをバイクや車が通る。ヘルメットなしでバイクは当たり前。というような、日本ではなかなか見られないカオスな街の雰囲気になんだかワクワクしました。
最初は道を横断するのも大変で苦労していましたが、1日も経つとすぐに慣れてきて、現地の人たちのようにうまく道を渡ったり歩けるようになりました。
安全に横断するコツを3つお伝えします。
1. バイクや車を目で制する
2. 急に走ったり止まったりせずゆっくり歩き続ける
3. 他の横断者と一緒に渡る
この3つを押さえれば、すぐに現地の人たちのようにスムーズに横断できるようになります。
また、一見カオスに感じるベトナムの交通ですが、旅の途中で知り合ったベトナム人が言うには、地元の人たちはこのベトナムの交通を「Organized Chaos (統制されたカオス)」と呼ぶそうです。
実際に10日間街を歩いていても1度も事故などは見かけませんでしたし、危険に感じることもありませんでした。ある程度自由だからこそ、周りに気を配りながらお互いをよく見て運転しているのかなと感じました。
また、移動には「Grabバイク」が安くて便利。一度Grabバイクで約30kmの距離を移動しましたが、なんと750円で済みました。
Grabは車とバイクを選ぶことができる、東南アジアでよく使われている配車サービス。日本出発前にアプリを取りクレジットカードを登録しておけば、現地に着いたらアプリでGrabを呼んで支払いまで簡単に済ませることができます。
2. グルメ編
ベトナムで安くて美味しいお店を見つけるコツは、「道端にプラスチックの椅子やテーブルが並んでいるお店が安くて美味しい!」「現地の人がたくさん座っていればなお良し」です。
ベトナム料理でおすすめはやっぱりフォーとバインミー。
フォーは途中まで食べたら備え付けのライムを絞ったりチリを入れたりして味変して楽しむのがおすすめです。もともとフォーは酸味が特徴の料理ですが、ライムをかけることでさらにさっぱりして美味しいです。チリはひとかけでも激辛なのでご注意を。
バインミーはお店によってパンの硬さや具材がそれぞれなので、フォーも同じですがいろんなお店を回ってお気に入りのバインミーを探すのがとても楽しいです。
そして、あまり聞いたことがない人も多いと思いますが、ハノイでは「ブンチャー」という麺料理もおすすめです。
ブンチャーは一言で表すと「ベトナム版つけ麺」です。フォーとの大きな違いは、スープにつけて食べるつけ麺スタイルな点。また、麺は素麺のような極細の麺で、酸味があるさっぱりとしたスープにハンバーグのようなお肉や豚バラのようなお肉が入っています。揚げ春巻きと大量の野菜もついてくるので、この量だと2.3人でシェアして食べるのがおすすめです。
そして、麺とパンに飽きたらおすすめなのが、ハノイの旧市街にある「Xoi Yen」というお店。
今回のベトナム旅で唯一2回行ったお店です。料理名は分かりませんが、ご飯の種類やお肉や卵のトッピングまで細かく一つ一つ選ぶことができます。日本人が好きそうな味付けで、量もちょうど良かったです。
特に朝食におすすめのお店です。
そしてベトナムに来たら必ず飲みたい、ハノイ発祥の「エッグコーヒー」。
ドリップコーヒーの上に、卵黄やコンデンスミルクなどを一緒に泡立てたドロドロのクリームを乗せた、ベトナム名物のコーヒーです。
そのお味は、、、、ぜひベトナムを訪れて飲んでみてください!
3. 観光地編
・ホーチミン廟
ハノイで最も印象に残ったのは「ホーチミン廟」。
ベトナムの英雄「ホー・チ・ミン」さんの遺体が冷凍保存されています。私が行った日は、参拝をするのに2時間以上も並ばなければいけないほど、毎日多くの参拝者が訪れます。
敷地内にはたくさんの警備員?軍隊?のような人たちがいて、持ち物や行動を厳しく取り締まっています。
建物内に入ると、冷凍保存のためとても寒くて暗く、映画館のような雰囲気。
ホーチミンさんの遺体が冷凍保存されている部屋では、写真撮影はもちろん禁止で、立ち止まらずにそのまま歩いて部屋を出なければなりません。
冷凍保存された遺体は綺麗すぎて、今にも起き上がってくるんじゃないかと思うほどでした。
これだけ崇拝されて、今でもこんな形で姿が残っているというのは、衝撃でした。
・ハロン湾
「龍が降り立つ場所」を意味し、ハノイからバスで北に2時間半ほどの場所に位置する世界遺産・ハロン湾。
今回の旅では、日帰りツアーに参加してハロン湾に行ってきました。
宿泊場所の目の前までバスが迎えにきてくれるというプランだったのですが、時間を30分勘違いしてしまい、外で朝ごはんを食べていたらガイドさんから鬼電がかかってくるという大ミスから始まった日帰りツアー。ツアーの参加者が優しい人ばかりで、遅れてしまいましたがなんとかバスに乗ることができました。
ツアーの参加者は日本人、ベトナム人、台湾人、アメリカ人、チェコ人などなかなかグローバルでした。
バスで2時間半、ハロン湾に到着しクルーズ船に乗り換えます。クルーズ船は同じツアーに参加する人たちでの貸切で、みんなで一緒に昼食を食べます。昼食はシーフードが中心のコースのようなものでしたが、正直あまり口に合いませんでした。
ご飯を食べた後は、クルーズ船の2階に出て、大小2,000個以上の奇岩が並ぶハロン湾の絶景を楽しみます。壮大な景色です。
クルーズ船は、途中で3つの島に停まりました。1つ目の島では、約300段の階段を登った先からハロン湾の絶景を眺めたり、砂浜もあるのでのんびりくつろいだりしました。
2つ目の島では、ハロン湾で最も大きい鍾乳洞「スンソット鍾乳洞」を探検。
「スンソット」とは、ベトナム語で『驚き』という意味。最初にこの鍾乳洞を発見したフランス人がこの鍾乳洞の大きさに驚いてその名がついたと言われているそうです。
3つ目の島では、カヤック体験をしました。同じツアーに参加していた日本人の方と一緒に、30分ほどカヤックを楽しみました。意外と漕ぐのが難しくて、腕が疲れてパンパンになりました。同じツアーに参加した日本人、外国人と仲良くなれるのも日帰りツアーの醍醐味です。
そして、この日1番綺麗だった景色は帰りのクルーズ船の上から眺める、夕日に映えるハロン湾です。行きのクルーズ船からの景色とはまた違った色合いの、幻想的なハロン湾を眺めることができます。
ハロン湾はハノイから日帰りで行けますが、クルーズ船で1泊のプランなどもあるので、時間がある方にはゆっくり1泊での観光もおすすめです。
・ニンビン
「陸のハロン湾」 とも呼ばれるニンビンもおすすめの人気観光地。ニンビンは2014年に世界遺産に登録された、ベトナムの歴史を感じられる観光地です。
個人的にはハロン湾よりもニンビンの方がおすすめです。
今回はこのニンビンも日帰りツアーで行ってきました。距離的にはハノイからバスで約1時間半と、ハロン湾よりもやや近いイメージ。
このニンビンは昔、ベトナムの王都でした。いまから1000年以上前の10世期末に中国から独立したベトナムは、ニンビンのホアルーに王朝を築きました。
今回のツアーでは、かつてその王朝が置かれた古都ホアルーにも行くことができました。王様が座っていたとされる椅子や、中国からの文化を感じることができる建造物を見学することができます。
水牛も見ることができました。角が太くて迫力があります。乗ってみたい。
次に訪れたムア洞窟では、約500段の階段のある小山を2つ登ります。1つの小山の頂上からは、ベトナム特有の田園風景を眺めることができます。
もう一つの小山の頂上には、龍が寝そべっています。ここは観光客で溢れかえっていて、なかなか龍単体での写真が撮れませんでしたが、なかなかの迫力です。
階段は歩きやすいように綺麗に整備されていますが、暑さもありけっこうハードでした。
そして、なんといってもニンビンでおすすめなのがチャンアン川渓谷でのクルージングです。
参加するツアーによって時間は様々ですが、今回参加したツアーでは約1時間半のクルージングコースを楽しみました。巨大な石灰岩の間を潜り抜けていくように進んでいくクルージングとその絶景に冒険心がくすぐられました。ゆったりとした時間にとても癒されます。
基本的には船頭さんが漕いでくれますが、ツアー客用のパドル?も備え付けてあるので、自分で漕ぐのを体験することもできます。
また、ツアーには昼食も含まれていて、山羊(Goat)の肉を食べることができました。臭みもなくて美味しい!昼食後には30分ほどニンビンの景色に癒されながらサイクリングも。
ニンビンは個人的にはハロン湾よりもピースフルで癒されるおすすめの観光地なので、ハノイに旅行に行った際にはぜひ訪れてみてください。
・トレインストリート
もうひとつ、ハノイに行ったら必ず訪れたいのが、ハノイ名物の「トレインストリート(Hanoi Train Street)」。
線路のすぐ両脇にカフェや飲食店が立ち並び、 目の前スレスレを電車が横切っていくスリリングな観光地。映えスポットとしても観光客に大人気です。
このトレインストリートは線路への入り方が独特。普通にゲートのようなところを入ろうとすると、警備員?のおじさんに止められます。しかし、ゲート付近にいるカフェの店員のような人に、「カフェに行きたい」と伝えると、警備員に止められずに線路内に入っていけるというシステムです。
特にぼったくられるとか、怪しいことはないのでカフェの店員について行って問題ありません。カフェで1杯飲み物でも注文して飲めば、あとは線路内を自由に動き回れます。
トレインストリートの目玉はなんといっても目の前を通る電車を見ること。
電車の時刻表はあるのですが実際に来る時間はバラバラで、見れなかったという人も多いとのこと。
私は運良く着いて30分ほど待つと周りが騒がしくなって電車が通るのを間近で見ることができました。
噂通り目の前スレスレを通るので、1歩踏み出せば電車に轢かれてしまいますし、手を伸ばせばいつでも触れる距離。
車両は約2分続くくらいの長さでした。(1両だけの時もあるらしい。)
運要素もありますが、ここも日本では味わえないような珍しい体験ができる場所なので、ぜひ立ち寄ってみてください。
いかがでしたでしょうか。今回の記事ではTravyが行ったベトナム10日間の旅について、ハノイやその周辺での体験を紹介しました。
いろんな観光地に行けて、穏やかな自然の景色やアクティビティを体験して、ベトナムの美味しいグルメをたくさん食べて、ベトナムという国が好きになりました。
今回の旅ではハノイ周辺にしか行けなかったので、またいつか他の地域にも行ってみたいと考えています。
また、この記事で紹介しきれなかった部分もたくさんあるので、おすすめのお店や観光地、旅の仕方、予約サイトなど、もっと知りたいという方は公式LINEよりいつでもお気軽にメッセージください!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
Travy